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幼い頃から、歌とピアノが大好き! ピアノを習いたくて、習いたくて.・・・。

念願かなって、ピアノを習い始めたのは、13歳。ピアノを猛練習し、

高校も大学も音楽科へ。就職も、学校の音楽の先生。夫、大江完との出会い。

イタリア留学。スカラ座の花形歌手、カヴァッリ先生の教え。33歳から始めたバレエ。

音楽が、もたらしてくれた、たくさんの出会いと、喜びを綴ったのが、クーポラだよりです。

2021.03.01 12:30

クーポラだより No.72~宇野小学校の凧揚げと恩師との再会~

岡山市を流れる百間川は、旭川の氾濫を防止するために人工的につくられた川です。奈良時代から干拓によって農地を増やし治水工事に情熱を注いできた岡山の藩主たちは、築城時も、堀の役目をもたせるために城を取り囲むように旭川の流れを付け替えました。しかし、それが仇となり、無理に蛇行させられた旭川は、たびたび氾濫を起こし、岡山城下はそのたびに洪水被害に...

2021.01.29 11:58

クーポラだより No.71~ラファエロの聖母子像とSenza Mamma(センツァ・マンマ)~

「マンモーネ」とはイタリア語でマザコンの男性を指す言葉で、「マンモーニ」は、マンモーネの複数形です。マンモーニは、一般的な意味のマザコンだけではなく、大人になっても子供の時と同じように母親に世話を焼いてもらっている会社勤めの独身イタリア男性たちの社会現象を指しています。日本では成人した男性が母親に身の回りの世話を焼かれている姿は頼りなくて...

2021.01.22 21:53

クーポラだより No.70 ~菅(かん)茶山(ちゃざん)の「筆のすさび」としらかわホールのベートーベン~

伊豆の海中に鳥柱(とりはしら)といふものあり。晴天に白き鳥数千羽、盤舞(ばんぶ)して高く颺(あが)る。空は眼力の及ばざるに到る。大なる白き柱を海中に立たるがごとし。八丈島より南にありぞ。(伊豆の海に鳥柱というものがある。晴れた空に白い鳥が数千羽、ぐるぐると舞い飛んで高く上がる。上空の見えなくなるほどの高さに達する。大きな白い柱を海に立てた...

2020.11.30 14:35

クーポラだより No.69~藤戸饅頭とバレエ「ナポリ」とゲーゼ~

倉敷市藤戸寺の前には、とても美味しい酒蒸し饅頭「藤戸饅頭」が売られています。上品な甘味のこし餡を、甘酒を入れた小麦粉の薄皮で包み、蒸したお饅頭です。藤戸饅頭は、岡山城下町の京橋で江戸時代から売られている大手饅頭によく似ていますが、大手饅頭よりも小ぶりで、女性でもひと口で食べきれる大きさで、私は大好きです。大手饅頭は岡山城主の池田公の茶会で...

2020.10.31 11:51

クーポラだよりNo.68~雁行とサンライズ・サンセット・ラリー~

 雁(かり)がわたる 鳴いてわたる 鳴くは嘆きか喜びか 月のさやかな秋の夜(よ)にさおになり かぎになり わたる雁 おもしろや 雁がおりる つれておりる つれは親子か友だちか 霜のましろな秋の田にむつましく つれだちて おりる雁 おもしろやこの歌詞は明治45年(1912年)刊行された尋常小学唱歌の第三学年用の文部省唱歌...

2020.09.30 22:57

クーポラだよりNo.67~学問の神様と幸吉の翼~

東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(拾遺和歌集)(東の風が吹いたならば、その香りを私の元まで送っておくれ、梅の花よ。主人がいないからといって、春を忘れるなよ。)これは、平安時代の学者の菅原道真が太宰府への出立する時に詠んだ有名な和歌です。幼い頃から学問に優れ、文人として名高い菅原道真は、891年47歳の時に讃...

2020.08.31 10:18

クーポラだよりNo.66~「口入れ屋」と詩吟と素人名人会とみんなの発表会~

上方落語に「口入れ屋(くちいれや)」という、日本の伝統音楽にとっては興味深い演目があります。口入れ屋とは奉公人に勤め先を紹介する仲介屋のことですが、丁稚(でっち)、仲居、板前など斡旋する職種によって専門が分かれていました。この落語に登場する「口入れ屋」は、明治の頃、商家の大店(おおだな)が立ち並ぶ大阪の船場(せんば)で、女子衆(おなごし=...

2020.07.30 12:04

クーポラだよりNo.65~浪人とジプシーと音楽の力~

先月7月6日、イタリアの偉大な作曲家エンニオ・モリコーネが亡くなりました。1928年(昭和3年)、ローマで生まれたモリコーネは、音楽の守護聖人サンタ・チェチーリアの名を冠する国立音楽学校「サンタ・チェチーリア音楽院」でトランペットと作曲を学んだ人ですが、映画音楽の作曲によって彼の才能は開花しました。500曲以上の映画音楽を作曲した中で、モ...

2020.07.02 11:36

クーポラだよりNo.64~プルチネルラとベルガンサとみんなの発表会~

「プルチネルラ」は、ナポリの恋人たちの痴話げんかを描いたコミカルなバレエです。町娘ロゼッタとプルデンザは、自分の恋人に飽き飽きし、色男のプルチネルラに惹かれています。娘たちから秋波をおくられたプルチネルラは、美しい妻ピンピネルラを持つ身でありながら、娘たちの期待に応えて戯れの恋を楽しみます。そんな様子を見て、嫉妬に狂った娘たちの恋人カヴィ...

2020.05.31 22:39

クーポラだよりNo.63~ベートーベンの遺髪と私の病気~

1994年に公開された「Immortal Beloved(不滅の恋人)」は、ベートーベンを描いた映画です。映画のあらすじは、ベートーベンの死後、彼の秘書が、「自分の楽譜、財産全てを「不滅の恋人」に捧ぐ」という遺書を発見し、ベートーベンと交流のあった女性を訪問し、不滅の恋人が誰なのかを探しあてるというものです。訪問を受けた女性たちは、ベート...

2020.05.01 21:37

クーポラだよりNo.62~皆川先生の日本語とバッハ~

ピアノでバッハを弾くのは、私の日課です。スポーツをする前に柔軟体操するように、音階練習で指をほぐしたら、まずバッハを弾くのです。この習慣は、私がピアノを本格的に習い始めた中学生からです。私が初めて、バッハのピアノ曲に出会ったのは、中学2年生の時です。中学2年の私は、地元岡山では難関だった女子高のピアノ科への受験を目指していました。その女子...

2020.05.01 14:23

クーポラだよりNo.61~後楽園のタンチョウと羽衣伝説~

白くて大きな鳥の立ち姿は、人を思わせます。私の故郷、岡山の後楽園では、8羽の丹頂鶴が、檻の中で飼育されています。かつて後楽園では、丹頂鶴が園内を自由に飛び回っていたこともありましたが、今では、元旦と1月3日、その他、年にわずか数日、しかも一日1時間程、放鳥されるだけです。丹頂鶴が放鳥される日には、大勢のアマチュアカメラマンたちが、ご自慢の...

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